読谷山花織(ゆんたんざはなうい)
読谷にある読谷山花織共同組合を訪れました。
エンディングノートの表紙に使用する読谷山花織
(ゆんたんざはなうい)の撮影のためです。
色も風合いもとても自然で、懐かしさのような温かみのあ
る織物です。
織り込まれている柄に特徴のある花織の模様ですが、
家族がお金に困りませんようにと形どった「銭花」模様、
家族が皆元気で長生きしますようにと形どった「風車花」模様
子孫繁栄しますようにと形どった「扇花」模様。
それぞれの意味が込められた模様を見て眺めていると
また花織が語りかけてくる風合いも一段と愛しいものです。
いつの世も、女が家族を思い願いを込めながら織って
家系を支えてきたのでしょう。
読谷山花織共同組合には、毎日織り子さんが集まり
丁寧に糸を染色したり、機織りしています。
工房から時折聞こえる明るい笑い声とともに、穏やかな
時間が流れ素敵な織物が作られていきます。
年齢と共に素敵に年を重ねて、花織のように
新しいけどどこか素朴で優しい・・・
そうありたいと願うばかりです。
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