医療保障制度改革でどう変わる?(育児・出産編)
今回の医療制度改革法成立で、負担増になる方がほとんどだと思いますが、悪いニュースばかりではありません!これから出産する人、まだお子様が小さい方にとっては負担減となりそうです。
まず、出産すると健康保険から支給される出産育児一時金が現在の30万円から35万円へ増額されます。
また、出産のために仕事ができなくなった人に勤務先の健康保険組合が支給する出産手当金は、標準報酬日額の6割相当額を出産前後の98日間のうち仕事を休んだ期間について支給しているが、07年度からはボーナスを加えた総報酬ベースの6割相当額になるようです。
現在は子どもにかかった医療費の病院の窓口負担は、3歳未満なら2割負担ですが、3歳からは大人と同じ3割負担です。しかし、08年度からは小学校入学前の児童までを対象に拡大されるようです。
少子化対策の観点から出産や子育て支援が盛り込まれましたが、これでは少子化対策には効果が薄いように思います。小学校入学まで医療費免除の声もあがっていたのに、残念な気がしますね。それから出産一時金も100万円ぐらいにドーンと増額してもらいたいですね
標準報酬日額
標準報酬額とは、社会保険料の計算の都合上一定期間変動させない仮の賃金額です。毎年4月~6月の三ヶ月間の平均額によって標準報酬がきまります。日額は月額の30分の1になっています。