甘い歴史
寒い冬の京都もおつなもの。大阪の仕事も早々に引き揚げ(笑)
粉雪ちらつく中を楽しみに向かいました。
昨年、「本能寺ホテル」映画ロケ地にもなった金平糖のお店。
日本で初めて金平糖を作ったという老舗のその店は、ほのかに甘い香
りがして、小さな店内でこだわりの品々が季節の顔で待っていました。
単純な砂糖菓子なのに、一年を通して季節のこだわりの味と香りが
楽しめるように、発売予定の品が飾られています。
外観も店内も歴史を感じる落着きでいかにも老舗感が漂っています。
こじんまりした店内は8名ほどが入るだけで、すれ違うのもぶつかる
ほど、有名店なので皆、籠に沢山の金平糖を買っています。
商品を見ていると店員さんが、手のひらに桃色の金平糖を乗せてく
ださいました。
雛祭りの金平糖。口に入れた途端、ほのかな苺の香りと程よい甘さ。
私の京都の思い出を一番、印象つけてくれました。
客に飽きさせぬよう伝統を残しながら、常に商品開発をしていく。
地道な努力がなければ、伝統と共に商売を続けることは出来ないも
のです。
小さな毎日の努力が企業を作るんだなぁと
苺の金平糖を頬張りながら、京都の街を歩きました。