お寿司で有名な「すしざんまい」は、

てっきり回転寿司屋のみと思っておりましたら、

カウンターで注文するお店もあるのですね。

秋葉原の一角にある店舗。

入るや否や威勢のよい掛け声、明るい店内で、カウンターの中にい

る板さんは笑顔が素敵な好青年です。見た目だけでなく

仕事にそつがなく惚れ惚れするほど。お客様の食べる進捗具合を

見計らいながら、お勧めのネタを案内したり、２貫目をなかなか

食べないときには、「シャリを少し小さめにしましょうか？」と

満腹具合を考慮しながら、美味しく沢山食べていただく気配りです。

しかも、店内の至るところに目を配り、

「〇〇番様にお茶おかわり回ってください」や「〇〇番さん、注文受けてください」

「〇〇さん、そちら大丈夫？」とカウンター内の他の寿司職人さんの様子も確認しています。

フロアの店員が忙しくて気付かないところも、きちんとフォローしてお寿司を握りながら、

フロアマネージャー役もこなしています。本当に素晴らしい仕事ぶりだと感心

しっぱなしでした。私が注文したあさり汁をだいぶ残して席を立ち会計をしていると、

カウンター内にいた吉田さんが側まで駆け寄ってきて「お口にあいませんでしたか？」

と声をかけてきました。昼時の店内の忙しいなかで、そこまで気を配っていることに驚き、

こちらまで恐縮してしましました。

「一人一人のお客様を大切にする」口で言うのは簡単ですが、日々の仕事の中で

このようにきめ細かく心配りすることが、商売をながく繁盛させることに

繋がるのでしょう。

ところで、吉田さんの名札に出身地のほかに、 「趣味　石原裕次郎」

と書いてあるのは笑っちゃいました。

台風も過ぎ去り、すっかり沖縄も秋らしくなりました。

ふと外に目をやると、運動会シーズンでその帰りでしょうか、

お蕎麦屋さんでお婆ちゃんと孫家族が体育着にゼッケンをつけたまま

楽しそうに談笑しています。

秋晴れの爽やかこの季節に、元気いっぱい体を動かすことが出来ず

心臓移植を待って懸命に生きている少年がいます。

松島良生君。

まだ１２歳。これから明るく輝く未来が待っている少年に

沢山の善意が送られています。私も微力ながら募金をしています。

子供を持つ母として、とても良生君のことを応援したくなります。

どうか沢山の方に知っていただき、支援が集まりますよう

心から願います。